山下明生が好きな私が図書館で借りました。字が細かくて長いお話なので、息子はあまり興味を示しませんでした。
確かに「新天地でうんだめし」「ひとはたあげる」など、5歳の子には難しい言葉が多かったようです。
南の島を目指すクジラとクモは友だちになります。クモは今度会う時は、ハンモックをプレゼントしようと約束します。
穏やかな海の様子、嵐の海の様子の描写が細やかで、とても心惹かれました。
最後の、クジラの「あぁ、いきてるって いいもんだ!」の言葉が印象に残りました。クジラ同様に心穏やかな温かい気持ちに充たされた気がしました。
約束とは「言った言葉を守ること」「言われた言葉を信じること」なのだなあと思いました。
息子もいつかこの絵本の意味がわかって読んでくれるといいなと思います。