子どもが誘拐や性被害に遭わないように絵本を通して知識を得ることを目的とした絵本です。統計として直感的に「いやなかんじ」を感じとれる子どもは被害に遭いにくいと言われています。この絵本からどんな場面で危険があるのか?や、危険とされる理由などが学べるよう解りやすく描かれてあります。「知らない人に道を聞かれたら・・・」〜「子どもよりも大人に聞くはず・・・」など、子どもにもなるほど、と思える内容です。
子どもに必要以上の不安感を与えるのでは?と危惧する意見もありますが、こういった本で子どもに知識を与えるのは必要な事だと思います。そのうえで、「いつでもあなたを守るからね」という子どもとの繋がりを強めて欲しいと思います。
同じ作者の絵本で「いや!というのはどんなとき?」「わたしのからだはわたしのもの」がセットで「性暴力をはねかえす絵本」として出ています。
我が子だけでなく、世の中の子どもが無事でありますようにと願ってこの絵本をお薦めします。