引越しをすることになった、あーちゃん。
みんなと遊べなくなってしまうから、悲しくなったけど、みんなに、
「ありがとうカード」をプレゼントすることを考えました。
お別れする5日前にできあがり、あーちゃんは、カードに書いた言葉を読みながら渡します。
あーちゃんと仲良しのあきにも。
その言葉は
「あばれんぼう あき」
あきはうけとってくれませんでした。
あきは「あき だいすき」と書いて欲しかったそうです。
あーちゃんが、一人一人を思い浮かべて書いた言葉のカード。
こんな時、私なら、「書き直してあげなさい」って言うだろうなぁ。けれども、あーちゃんは、
「だって これは 私が考えたことなんだから!」
ときっぱり。
自分が恥ずかしくなりました。
子供の気持ちを大切に考えなきゃ。大人の勝手で、子供の気持ちをうずめるのは、いけないと考えさせられました。
引越しの日、あーちゃんは、新しいカードをあきにわたします。
「あき げんきいっぱい」
あきも喜んで、うけとってくれました。
「自分がいいと思っていても、相手が喜んでくれない時もあるんだよ。」
と子供に伝えました。
とてもいいお話だと思います。