最初から、自分は出来ないとあきらめているジェラルドと、どうせ踊れないと馬鹿にしている周囲の動物たち・・・。
そんな時に、きっと出来るよと励まして信じてくれるコオロギさんと出会えたことからジェラルドに転機が訪れるわけです。
諦めたり、他人をどうせ出来ないと思う方がきっと楽なんですよね。他人を信じるのも自分を信じて頑張るのも容易いことではないで・・・。
でも、信じて頑張ることの大切さをジェラルドとコオロギさんは改めて気付かせてくれた気がします。
メルヘンな世界の中に、作者の伝えたかった思いが込められている、大切にしたい絵本だと思いました。