ネズミのエーモスは海が大好き。
あるとき、自分で船を造り海へ旅に出ます。
すると途中で船から落ちてしまい海にドボン!
通りかかった大きなクジラのボーリスに助けられ
家に帰りたいから送ってほしいとお願いします。
エーモスとボーリスは到着するまで
色んな話をたくさんして親友になりました。
エーモスの家について「一生友達でいような!」
と言って二人はお別れをします。
それから何年かがたち二人とも年をとりました。
ある年、大嵐がきてクジラのボーリスは
浜辺へうちあげられてしまいます。
その浜辺は偶然にもモーリスの住んでいる浜辺でした。
苦しそうなボーリスを見て、モーリスは友達の像を
2頭連れてきてボーリスを海へ戻してあげます。
二人はお互いに「さよなら」と言い合いました。
二人はこの先二度と会えないことを知っていました。
そして絶対に相手を忘れないことも知っていました・・・
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同じ哺乳類なのに、陸で暮らす者と海で暮らす者。
大きさだって食べ物だって全然違います。
だけど「親友」になったエーモスとボーリス。
二人が色んなお話をしているシーンでは
心が暖かい気持ちになり、最後のお別れのシーンでは
ちょっぴり胸がキュンとなりました。
個人的にはエーモスがボーリスの背中でトコトコ走って
運動をしているシーンの絵が可愛くて大好きです。
とてもいい絵本なのですが、小さい子には
言葉が少し難しいかな?と思いました。
物語は「☆5つ」です!