表題のお話では、眠れないひつじのななちゃんがひつじを数えます。「ひつじがいっぴき」というと、「めええ」と答えてくれるのですが、七匹目の返事がありません。ななちゃんは探しに行くことにします。あちこち探してくたびれたななちゃんは、七匹目が見つかるとすやすや眠ることができました。
お話の結びは
ななちゃんが ねたから、おはなし おわり。
おふとん ぽん、ぽん、おやすみなさい。
となっています。
この他に、
<あけてよ あけてよ>というプレゼントの箱とくまさんのお話、
<おうさまパン>というピエロのパンやさんのお話、
<シャボンだまおばけ>というおばけとはるかちゃんのお話、
<くものぷうくん>という雲のお話、
<ねむねむごうにのって>というゆっくりれっしゃのお話、
と6話が入っていて、どれもこれも、え?どうなるの?ああ良かった〜という構成の、可愛らしくてやすらぎ満載で「おやすみのまえに」ぴったりのお話ばかりです。
説教臭く押しつけがましい言動になりがちな今日この頃、こんなふうに相手をなごませらたら、とつくづく反省しました。