なんとなくネーミングが気になって、
図書館から借りてきました。
皇帝が世継ぎを選ぶために、
国の子供たちに花の種を配ります。
一番素敵な花を咲かせた子を世継ぎに、とのお触れに、
花を育てるのが得意な少年、ピンも、おお張り切り!
ところが・・・
ピンがいくら頑張っても、なかなか芽を出しません。
きっとピンが素敵な花を咲かせて、
一番に選ばれるだろうと期待しながら読んでいた私と息子。
この展開には一気に不安になりました。
そして、がっかりしているピンに、
ピンのお父さんが語りかけた言葉。
私はここが一番グッと来ました。
自分がピンの親だったら、
息子がもしピンと同じ立場になったら、
果たしてこういうことを言ってあげられる親になれるだろうか?
むしろ、素敵な花を咲かせて皇帝に見せに行った子の親たちと
同じようになるんじゃないだろうか。
息子にも、本当に大切なことが伝わったようで、
とってもいい一冊に出会え嬉しく思いました。
私としては深く考えさせられると同時に、
ピンのお父さんのような素敵な親になりたいものだと、
我が身を反省する一冊となりました。