「しあわせの3つのおしえ」というのは子犬の『ぼく』がママからいつもいわれたこと。
1.ごしゅ人にはしたがうこと。
2.道をわたるときには、みぎとひだりをよく見る。
3.こまっている人は、いつもたすけてあげる。
大きくなったぼくはもらわれていきますが、ママは「おしえをまもりなさい。きっとしあわせになれるから。」と送り出します。
忠実に3つのおしえを忠実に守っているはずなのに、辛いめにばかり遭ってしまう。こんなにやさしくていい子なのに。
途中までは『正直者はばかをみる』的な要素が多くて、切なくなります。でも、世の中捨てたものではありません。
人助けをした「ぼく」を、ちゃんと助けてくれる人が現れるのです。ママの言ったとおりでした。
長年生きていると、要領よく生きる方法を身に着けてしまいます。でも、正直に、真面目に、人のためにも動く事。これは育児・育自の根幹かなって思いました。
ただし、ジョーンズさんにとっては、畑を荒らすウサギは死活問題だったのだろうなぁ。そんなウサギと楽しく遊ばれたら、頭には来るかもね。