センダックの絵本を読む機会があり、読み始めたのですが、センダックが文も絵も描いているものは、そこにこめられたメッセージやマザーグースの影響など、一読しただけではよみ解くことができず、とても難しいなあと思いました。
そんな時、センダックの伝記があることを知りました。
革新的な作品であるために受けた批判の数々、絵本に怖さやメッセージを盛り込んでいることなど、ホロコーストに取り組むなど、今もって精力的な作家であることなどがわかりました。
この伝記を読んだおかげで、センダック作品が少しだけ私の中でとっつきやすいものになったかなあと思います。
とはいってもまだまだセンダックは私にとっては難しいです。
どうしても文章を先に読んでしまい、絵を見るのが二の次になってしまうので、そんなところもセンダックの絵本を読めない理由なのかなと。
私の中のセンダック苦手意識がどうしておこるのか、この本を読んだおかげで少しわかってきた気がしました。
私のようにセンダックが読めない方や、また逆に大好きだと言われる方にはお勧めの本です。