ブックスタートでいただいた絵本で、赤ちゃんの頃から繰り返し読んであげました。
「がたん ごとん がたん ごとん」
「のせてくださーい」
黒い機関車が、次々と乗客を乗せていきます。コップにスプーン、リンゴにバナナ…。
娘が言葉を覚え始めた頃には、バナナを指さして「ばっ!ばっ!」(これしってるよ〜!)と得意気な顔で教えてくれました。
電車は「がたん ごとん」と進んでいくこと、身近なものたちにも名前があること、赤ちゃんはこんな絵本から少しずつ覚えていくんですね。
安西水丸さんのイラストの、鮮やかな色使い、電車たちの素朴な表情もかわいくて、この絵本を開くと娘たちの赤ちゃん時代がよみがえります。