出産前から持っており、息子には折に触れて見せてはいたのですが、一向に興味を持たず…。
結果、2歳5ヶ月になった今、よく見るようになりました。
やっぱりそれまではカラーの本ばっかり見てたせいなのか?!
モノクロの物語絵本は別のも持ってますが、見れるようになったのはやっぱり2歳過ぎてからですね。
森の中で僕が散歩しながら次々動物達と出会って列をなしていくお話。ただ可愛い動物達だけじゃなくて、何にも言わない年老いたコウノトリや、おとなしいウサギなど、それぞれに個性的で、決して派手ではなく淡々と進むストーリーに逆に子どもの空想が膨らむ感じがします。
最後、お父さんが迎えに来るくだりも、お父さんの言葉がさりげなくてあたたかくて、素敵だなあと読むたび思います。
たくさんの動物達が出てきて、にぎやかで楽しいストーリーのはずなのに、どことなく淋しさというか、ひんやりとした空気感の漂う絵本で、それがどんな子にもある色んな淋しさや悲しさとうまくリンクしている感じがします。
どうしても、集める絵本はにぎやかになりがちなので、こういう絵本もバランスよく読めるようにしてあげたいです。