おかあさんから、なきむしぼうやと呼ばれる男の子がいます。思うとおりにならないと、すぐに泣いたりわめいたりするんです。夏の日に大きな声で泣いていると、魔法使いがやって来て「ずうっと泣いているがいい」と魔法をかけてしまいました。楽しくても嬉しくても、泣くことしかできなくなって・・・。
大人の方の中には「泣いてばっかりじゃこんなことになっちゃうよ」って子どもたちに聞かせるお話しかと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、子どもたちは教訓的な意味合いよりも、お話し自体をおもしろく思うようです。怪しげな魔法使いの絵もインパクトがあるようですよ。