深く考えずに(日記、しかもひらがなだから、娘の何かの参考になるかな?)と思って選んだのですが、読み進めるうちに(あっ…)となりました。
このお話で日記を書いているのは、おばあさん。
おばあさんは養子にもらわれたので、自分の本当の誕生日を知りません。
そして、字も読めないのです。そんな時代が、さほど遠くない頃に本当にあったのです。
私の祖母も、ひらがなしか書けなかったことを思い出しました。
このお話は、『富田林識字学級』に通われていた方の実話です。
最後に、ご本人の本物の日記も掲載されています。
文字が読めずに悔しい思いをされたこと、本当に胸がつまります。
今のこどもたちの祖父母、いや、お父さんお母さん世代の祖父母でも、
文字の読み書きができないという人は、少ないのではないかと思います。
文字が読めないって不便だね…。
読めることが当たり前に感じるけど、本当はすごいことなんだね…。
学校で教えてもらえるって、ありがたいことだね…。
という気持ちを込めて、娘に読んで聞かせました。