岡田淳さんの作品が最近お気に入りでよく読みます。
まだ5作品ほどしか読んでいないのですが、この「放課後の時間割」は「雨やどりはすべり台の下で」と1,2を争うほど、大好きな作品となりました。
図工の先生に助けられたネズミ。
この学校ネズミが、週1回学校にまつわる不思議なお話をしてくれます。
ひとつひとつはどれも短めで、さっと読めるのですが、どれも不思議といつまでも心に残ります。
中でも個人的に気に入ったのが「手の中のもの、なあんだ?」というお話。
手の中のものを当ててほしいという女の子と、夜警員さんのお話なのですが、その不思議さに引き込まれると共に、素敵な香りで包まれるような幸せな気分になります。
作者の岡田淳さんは以前勤めていた学校で、週1回この学校ネズミと同じように、お昼の学校放送でこのようなお話をされていたそうです。
なるほど、当時からとても想像力のある方だったのですね。