わざわざイシシとノシシを本編の前後途中に登場させるのは、「かいけつゾロリ」の愛読者がこの本に対して興味を持ったり、とっつきやすくする工夫のひとつなのでしょうか。案の上、うちの子は是非とも読んでみたい、買ってほしいとのこと。
読んでみたらとてもおもしろい。本編だけでも私自身も十分楽しめました。その上、男子の心をつかむギャグやダジャレや工夫が満載。全ページ原ゆたかの絵も楽しい。
「鳥取りの話」よくもあんなにだじゃれが思いつくものだと感心しました。つっこみカードを出すのは弟の役目でした。最後のほうは疲れていましたが。
「寒い国の話」どんだけ寒い国なんだぁ!
「大冒険の話」登場人物がユニークで、あらすじがつかみやすい。
子どもは一人で読み返して、笑いをかみころしています。所々、好きなところを読んで聞かせてくれます。時々「読んでー」とせがまれます。読んであげるにはちょっと大変。途中でお話が切れるように工夫されてはいるものの、面白くて続きがすぐ知りたくなってしまいます。「今日はここまでよー」が難しい。
けど、そんなに気に入って、繰り返し読んで笑えるのなら、買ってよかったと思います。