私が読んだ本なのですが、いずれ子どもに読ませたい本です。
題名の通り、主人公の住むアパートには妖怪がいるんです。
そして、主人公も少しずつ不思議な力を持ち始めるのですが。
その力を元に大活躍!と言う話ではありません。
確かに不思議な力がありますが、それは例えるなら「走るのが早い」「頭が良い」のような、他の人よりほんの少し優れた能力…というとらえ方です。
だから、主人公が非凡な力をもちつつも平凡な日常を精一杯生きていこうとし、その上で、常識とは?非常識とは?なぜ勉強するの?人と話をすると言う事は?…など私達でも悩んだろう事を、探していきます。
他の登場人物も素敵です。
昔ならこんな人達、近所にいただろうな〜と思います。
大人な彼らが、主人公を大人へと導いて行きます。
子どもが高学年・中学生になったら読んでもらいたい本です。