オランダのお話で、スケート遠足なんて知らなかったので
興味が沸き、読んでみました。
ページごとにある、ちょっと古風な挿絵がとてもよかったです。
1月の真夜中、氷の大王が魔法をいっぱいつめた袋をかかえ、、
まさに童話の世界です。
エベルトとアフケの双子の朝からお話は始まります。
料理用ストーブ、寒い朝にはなんて暖かい響きでしょう。
小鳥たちにパン屑をまいてから、運河沿いに学校へと急ぎます。
運河が凍って、次の日はスケート遠足です。
「鳥になったらいいな」の澄んだ歌声。
寒い氷の上での温かいココア。
コルスチェというスパイスのきいたケーキはどんな味なのでしょう。
それから楽しいことや、大変なことや、遠足のお話は続きます。
男の子二人の友情も芽生えました。
一緒に冒険しているように夢中で読みました。
初版は1934年のニューベリー賞銀賞受賞の楽しい絵本です。