ケチケチの”ざぼんじいさん”とアッケラカンとしている”まあばあさん”のお話。
”ざぼんじいさん”は、ご自慢の柿の実を子供たちに見せびらかせながら食べることに生き甲斐?を感じているケチケチじいさん。そんな”ざぼんじいさん”の隣に越してきた”まあばあさん”は、その蔕でコマを作ったり、葉っぱで人形を作ったり、枝で焚き火をしてパンを焼いたりして、子供と楽しく過ごすことが好きな明るいおばあさん。そのすべてが気に入らない”ざぼんじいさん”は、思わず大事な柿の木を切ってしまう。
ケチケチも度が過ぎるとこうなってしまいますよ!と言う警鐘ともとれる作品です。
しかし、まさか木を切ってしまうとは!ここまでくればケチケチも筋金入りです。やるならトコトンやる。と言う見方をすると、これもまた面白い作品として読めます。