あのいじめっ子がいなければ、楽しいはずの学校なのに・・。
あんな子大嫌い。
助けてくれない友達もキライ。
悔しいし嫌だけど、私はもうすぐ引越しするもん。
だからいいの。何も言わずに引っ越すの・・・。
そんな私にお母さんは言いました。
最後にお友達の目を見て、みんなにありがとうって伝えようねと・・・。
どうしてそんなこと言うんだろ。
私はあの子達が嫌いなのに・・・。
子どもの頃の素直な気持ちが文章に表れていて、そして『ありがとう』という
素晴らしい魔法の言葉が、子どもたちの心にどのように響くのか、是非子供にも
大人にも読んで欲しいと思う1冊です。