評判が高くて読みたいと思いながら、なかなか出会うチャンスがなかった1冊。昨年末、帰省先の古本屋さんで見つけ、ガッツポーズ♪
もちろん、夏まで待てずに、密かに一人楽しみましたが、これはぜひ、夏休み前に、高学年の子たちに読んであげたいと、ず〜っと楽しみに待っていました。
ついに、昨日6年生の教室で、「ねたふり」(同じく夏休み前に高学年に読みたいと思って購入!)と併せて読んできました。
一人だけ、みんなと違って、浮いている男の子ウエズレー。
友達なんていなくても、ちょっかい出されても、そんなの平気。
夏休みの自由研究に、自分のだけの作物を育てて、自分だけの文明を作ることを思いついたウエズレーは・・・???
決して人に流されず、自分のしたいことを、したいようにするウエズレーは、すごくかっこいいです☆
不思議な作物が大きく育ち、おいしい実はもちろん、皮や根っこや茎や種なども、余すことなく利用するシーン。
いじめっ子たちが、うらやましそうに覗いたり、一緒に仕事や遊びをするシーン。
そして、字のない夜のシーン。(私が一番好きなページです♪)
ページをめくるごとに、6年生たちが目をキラキラさせながら、絵本の世界に惹き込まれていく様子がわかり、読んでいてとても楽しかったです。
人と違ってもいい。
好きなことを、一生懸命やっていれば、きっと道が開ける。
どうか、自分が人と違うからって、悩まないで。
そして、もし自分たちと違う人がいても、排除したりせず、よ〜く見てごらん。きっと、素敵なところがあるから。
そんなメッセージが、友達関係に悩む高学年の子たちに伝わればいいなと思います。
来週は5年生に読む予定です!