恐竜大好きな子供が飛びついた絵本です。
当然仮説に基づいたストーリーですが、その根拠も確かにあり、
大人にも新しい話でした。
マイアサウラなどは子育てをした恐竜として聞いたことはありましたが、肉食恐竜、しかもティラノサウルスにも同じような家族愛があったかもしれないんですね。
良く考えれば別に不思議なことではないのでしょうが、ティラノサウルスをそういう風に考えたことも想像したこともなかったので、とても興味深い絵本でした。
子供はといえば、緻密な絵で、すぐに何の恐竜か分かり、普段は肉食竜を強いが悪者、草食竜を弱いが優しいモノ、と捉えていたのが、今回ばかりは逆転。
ティラノサウルスにすごく感情移入していました。
強くてかっこよいばかりではない肉食恐竜の話を読んであげられたのは、とてもよかったです。