0歳児のパパやってます、志之居優奈と申します。
仕事は3〜4歳児の担任保育士です。
この本はウチのクラスで初披露。
じゃーん、と取り出すと、早速
「わにわにじゃ〜!」
「あたらしいよ、みたことないもん!」
と大歓声。そう、このクラス、『わにわにのおふろ』から始まって、妙にわにわに人気なんです。
ちょっと恐そうなわにわにが、子ども達でも思い浮かぶような経験を、子ども達と同じように楽しんでいる……そこが楽しいようです。
今回も、読み始めると誰一人として声をあげず見つめてるんですが、もちろん、見ている子ども達の表情の変化はとても豊かなもの。見終えたあとに溜息が出ちゃうほど集中してみてます。
ケガするところ、包帯巻くところ、だけでなく、読めば読むほど、子ども達がわにわにの表情を読みとって意見交換しはじめるほどに、とってもいい絵本だと思います。
絵本やテレビを見たあと、自然に思いを声にできる経験は、しっかりと経験させておきたいものですよね。
【事務局注:このレビューは、「わにわにのおおけが」こどものとも年少版 2006年7月号に寄せられたものです。】