一度は男の子の憧れとなるであろうヒーローが絵本になって登場。もちろん今、中3である兄も通ってきた道。未だに弟と並んでTVを見ている始末(お恥ずかしい)。兄の頃には、ヒーローの必殺技だとか、塗り絵系があったが、こんな絵本に出会ったのは初めて。なってたって、読んでいる6歳の息子がすぐに釘付けになってしまった。読んでいた母としては、男の子の頭の中ってこんな風に出来ているのだろうかと少し理解できた気がする。あまりに空想のヒーローではなく、とても身近な実生活に密着した、それでいてみんながあと一歩の勇気を出してみる!という大事なことを大人にも子供にも教えてくれた絵本でした。のぶみさんは、ご自身のお子様を暖かい目で、よく見ていらしていると思える作品。同じくらいの年齢の息子は、この絵本に出会えてラッキーだったと思った。