有名な「スノーマン」に良く似てる・・と思ったけど、こちらは
「おばけパーティー」などの作者ジャック・デュケノワさんなのですね。
漫画のようなコマ割のなかで雪だるまの生活が描かれています。
朝起きてしなびた鼻のにんじんを取り替えたり、目を磨いて付け替えたり。ごはんは雪。
きちんと仕事にも出かけるんですね。どうやら学校の先生のようです。
さて、教え子の子供達からのクリスマスプレゼントである魔法がかかります。
なんとマントをつけて空を飛べるように・・!
困ってるサンタさんの代わりにプレゼント配ったりもして。
楽しいお話です。
ページの数字までもこもこした雪っぽい表現になっていて、裏表紙の
出版社名も手書きっぽい字にしてあり、愛らしい1冊に仕上がってます。
ただ、ひとつ肝心の魔法のところがせりふになっていて、そこが
説明的になってしまっていて蛇足に感じました。
もう少し絵だけで納得させるようなストーリーになってたら
もっと入り込めたかなと思いました。