あきやまさんの絵本は、へんしんシリーズなど
単純に楽しむものもありますが、
メッセージ性がかなり強いものも多いです。
とくに、この「あしなが」はストレートです。
噂話に惑わされる人間のおろかさに
メスをいれる絵本です。
大人も子どもも、ちょっと楽しいうわさって大好き。
でも、それってすぐに悪口や陰口に摩り替わってしまったりする。
そして、それがツイッターとかでひろまったりしたら
もう大変。風評被害になります。震災のときの
ツイッターで出回ったうわさをいろいろ思い出しました。
ああいうときって、判断する力を失って
それを早く人に知らせないとって思ってしまうんだなあという
ことを実感しました。そしてデマがひろがる。
この絵本は、自分できちんと判断する大切さを教えてくれます。
幼稚園保育園の子どもにはちょっと難しいですが
小学校3年生くらいまでには心に響くと思います。
ぜひ読んで欲しい1冊です。