東京から最近引っ越してきたサクタは、5歳だけどまだ幼稚園に行っていません。お兄ちゃんのケンタは4年生、小学校に行っているので、一人でいるときはつまらないなと思っているところに、お山のみゆきおばあちゃんから「サクラダ サクタ さま」ともみじの押し葉がついたお手紙が届きます。
おばあちゃんからのお手紙に書かれている、山のお家にサクタは興味津々。その日から、おばあちゃんから来るお手紙を心待ちにしているのです。
ビスケットのお礼に、サクタは絵を書いて送ろうと考えます。そして、出すのが遅くなったからと、この手紙を早く届けたいサクタは郵便さんの車に乗り込むのです。本局に行きたかったサクタでしたが、その車はドンドン違う所へと・・・。サクタはどうなっちゃうのかな。
おばあちゃんと孫との心温まるエピソードが綴られています。
山の中の動物たちと暮らすおばあちゃんと、いたずらっこのサクタとのかけがえのない日々。
字は多いですが、挿絵が描かれているし、3つに区切られているので、年中あるいは年長さんから楽しめる絵本だと思います。絵本から童話への橋渡しにどうでしょうか?是非とも手にとって読んでください。