柳原良平さんの独特な貼り絵風の絵が、良い味を出しており、2歳前後の乗り物が分かる子供には良い絵本です。でもそれより小さい子供には、これだけだとインパクトが少ないかな、と…。乗り物が変わるごとにその乗り物が出す音、クラクション、サイレン、汽笛、などを一緒に言ってみるとか、工夫して読めばもっと楽しめるような気がします。「のりものいっぱい、のりたいなー」で終わってしまったら、ただの乗り物紹介でつまらないけれど、最後に「いってきまーす」と終わるオチがあって良かった。息子がまだこの本の適齢期でないためか、このシリーズでは「ゆめにこにこ」の方が好きなようです。