息子に読み聞かせを始めたら、次に次にというので、三巻まできました。
本当の親友とはを考えさせられる巻でした。
海口草平は、パシパシ叩きと言われるおふざけ暴力を友人から受けています。
それでも草平は親友だと思っているのです。周りから見ても読者が読んでもそれは親友でないと思うでしょう。
黙々と学級新聞を作り続ける少女・烏丸さんやクラスメートが、草平へのパシパシ叩きに疑問を投げかけます。
いろいろな境遇や人間関係の中にいる子どもたち。クールそうに見え、また本心を明かすことを怖れる現代っ子のナイーブさ。
そんなに我慢しなくてもいいのにと読んでいて思います。それでもそんな中でも一生懸命その瞬間を生きている小学6年生たち。そんな子どもたちの気持ちをわかってやれる大人でありたいなあって、読んでいて思いました。