サバンナに住むシママングースの少年、シンメル・ポーは、居眠りをしている間に仲間たちとはぐれてしまいます。仲間を探して、南へ北へ、あっちこっちに旅をするうちに、いろんな動物たちに出会います。群れの長老から話を聞かされて知っているつもりだったのに、実際に動物たちに出会って自分が何も知っていなかったことがわかります。
少年なのに、分をわきまえず話しかけるシンメル・ポーの図々しさに笑い、図々しい奴だとぼやきながらシンメル・ポーの面倒を見るキングコブラ、マハー・パンニャーのかっこよさに感動しました。
シマウマに質問して、意図しない答えが返ってきたり、「シロナガスクジラ」という言葉を長老が変に言い間違えたり、絶妙にかみあわない会話に子どもがゲラゲラ笑いました。