題名はダジャレでしょうか。
でも、かこさとしテイストが感じられます。
様々な物の断面図を科学する作品です。
導入が食べ物というのもいいですね。
断面という言葉から定義づけされるところが素晴らしいです。
いきなり、野菜の断面図が残念な結果(外から見えない虫食いや腐敗など)というのが、
かなり衝撃的ですが、
それだけに、科学的好奇心をそそられます。
読み進めるにつれて、難易度アップ。
大人も上質な頭の体操レベルです。
まるで、授業を拝聴しているような語り口も素敵です。
作者本人の声を聴いたような気がしました。
小学生くらいから、頭をフル回転させてほしいです。