絵本ナビの立ち読みコーナーで初めて読みました。
まずお話が温かいです。人間の子のピカピカの自転車を見て、きつねの子がお母さんにおねだりしますが、きつねのお母さんには自転車を買ってやることが出来ません。でも、何とか坊やの願いをきいてやりたいお母さんがしたことは・・・
読みながら、「よるくま」を思い出しました。こちらは坊やの為に自転車を買ってやろうと、夜お仕事をするクマのお母さん。どちらも子どもを思う愛情に溢れていて、つい母親目線で読んでしまいます。
きつね母さんの自転車は、走り方も子ども思い。たとえピカピカの新しい自転車じゃなくても、きっと世界一の自転車なはず!
そして、いもとようこさんの絵も、このお話にピッタリだと思いました。読んだ後、とても温かい気持ちにさせてくれる絵本です。