うさぎのエルネストが読書に夢中になっていると、弟のビクトールがやってきて、本って何に使うの?と尋ねます。エルネストは本のすばらしさを「本は読むものなんだよ。字が読めなかったら、絵を見ればいいんだ。さあ、いっしょに見よう」と語り始めます。兄弟が本を開いて夢中になっていると……。
内容は本の素晴らしさを兄が弟に伝え、確かめていくというもの。夢中になって本を読む兄弟うさぎの姿は、なかなかかわいいです。
冒頭部分、本の上に飛び乗った弟に対し、「だめ! のっかったりしちゃ。本は大切にするもんなんだよ」と兄は一言。わたしも本は大切に扱いたいので、この一言には感謝でした。
最後のオチにもうひと工夫あると、よかったかもしれません。読んでいた本の内容とつなげるとか……。