絶版になった本著を図書館で見つけた時、娘は年中さんで、(まだ難しいかな、絵がちょっと怖いかな)と心配しながら読みました。ヒ素という言葉が強く印象に残ったらしく、「どんな毒?何人の赤ちゃんが飲んだの?」と質問攻めで、なかなか先に読み進めなかったのですが、最後は「その子は、はせがわくんが大好きなのねえ」と一言。小学校の読み聞かせボランティアを始めたのは、いつかこの「はせがわくんきらいや」を読みたいと思ったからですが、小三になった娘は「お母さんこれ今度の読み聞かせで読んでいいよ。意味がわからない子がいたら、私が説明してあげる!」と頼もしい限り。先日、女性アナウンサーの方が高学年に「はせがわくん」を読み聞かせているテレビ番組を見ましたが、試行錯誤の挙句、動きをつけたり、声を作ったりしておられたのが残念でした。伝えたいことは山ほどあるけれど、私は淡々と、聞き手の子供たちにまかせて読もうと思っています。それにしても「復刊ドットコム」さんはいいお仕事をされていますね。応援します!!