扉絵から文が始まっていました。
こいぬを ひろった。
なまえは ジロー。
ジローと ぼくは、
いつも いっしょに ねてるんだ。
で、『わかるわかる、子犬って可愛いもんね!あったかいし。』
と、次ページを開いて大爆笑。
今年一番の大爆笑でした。
ジローはどんどん おおきくなった。
の、この2ページ目の絵を見て笑わない人はいないと思います。
一枚の布団に、背中合わせで眠るぼくとジロー。
ジローの眉毛のような白い目の上の毛に、一気に老けた感じが出ています。
さて、大きくなった(なり過ぎです!)ジローのために、犬小屋を作ってやったのですが、初めて離れ離れで眠る淋しさからか、ジローがないています。
その夜、嬉しそうなジローと犬小屋で寝たジローは、翌朝座敷で家族と朝ごはんを食べているジローを見ました。
ぼくの服を着て、膝を折ってお茶碗とはしを持つ犬の姿のままのジローが、とにかく愉快愉快。
人間の姿なのに、「ジロー」と家族に呼ばれるぼく。
入れ替わってしまったんです。
とっても奇想天外なお話ですが、ジローの人間としての生活の様子は笑わずにはいられません。
お話はやれやれという形で終わり、最後まで笑わせてくれました。
息子も読んで即爆笑。
読後に、「飼いたいな〜、いぬ!」とまた病気がぶり返してしまいました。