尻尾の先が緑色をしたライオンと、それに興味を示す赤い小鳥のお話。
赤い小鳥は何故尻尾の先が緑色なのかとライオンに聞きますが、ライオンは小鳥の言葉がわかりません。そこで赤い小鳥はライオンの洞窟の前に巣を作り待ちます。すると次の日ライオンの尻尾は橙色になっています。そして次の日は青、毎日変わるライオンの尻尾!一体どうなっているの?
色が変わる不思議なライオンの尻尾への興味と、言葉が通じないという切なさから、赤い小鳥に思わず感情移入してしまいます。言葉が通じないという絵本としては悲しい設定ですが、その歌声や表情で気持ちが通じ合えるというハッピーな結末がグッドで、おすすめ本です。
しかし、ライオンが洞窟でこんなことをやっていたなんて。赤い小鳥ではないですが、まさに「ピールリ、ピルル」です。