お腹のすいたこぐまのチョウスケが食べ物を探しに出かけます。
木の実を取ろうとすれば木から落ち、ハチミツに手をのばせば蜂にさされ、
川では魚に逃げられ・・・うまくいかないことばかり。
でもチョウスケはめげません。
食べ物を見つけるたびに「僕ってなんて運がいいんだろう」と思うのです。
のんびりやさんでウッカリものですが前向きさがとても気持ちいいです。
このお話しではチョウスケを見守るネズミたちの存在が見逃せません。
もともとはこのネズミたちがチョスケのものを食べてしまったため、
チョウスケが食べ物を探しに行く羽目になったのですが、
きっとチョウスケならそれがわかっても怒らなかったでしょうね。
やさしい雰囲気の絵も心をほんわかさせてくれます。
「ぼくってなんて運がいいんだろう」はしばらく息子の口ぐせになりました。