とってもとっても居心地良さそうなおうちで暮らすクマの母子の晩秋物語。
ふゆごもりのための食糧確保と食いだめ(?)、冬眠までを、人間視点で描いているのがかわいらしいのです。
お母さんについて、遊びながらも小さな力添えをする娘の様子が、つい我が子の成長と重なります。
優しくあったかく包み込むような母グマもとっても素敵。
娘は、冬眠前夜に「今夜はずっと起きていていいよ」と言われたところでたまらずニヤッ。自分も言われてみたいのだそうです。
でも結局は眠っちゃったコグマに、寝てるやん!と突っ込むことも忘れませんでした。
雪も降ってきて寒いはずなのに、とろけるほどの温かさを感じる絵本です。
私もこのおうちで住んでみたくなりました。