大好きなジョン・バーニンガムさんのいつものような絵本と思ったら、少し違っていました。ストーリーは他の方が紹介しておられるとおりです。
私も、みんなに忘れられているボルカのシーンは本当にせつなくなりました。そして、それが、両親には気づかれていないことにも・・・。両親は生きることに対して一生懸命なので、責められない・・・そこがまた辛かったですね。
だからこそ、どんなに他と違っていても、無条件に受け入れてくれたクロムビー号の仲間や、キュー植物園のガチョウたちの心が温かく感じられました。
私も自分と「違う」人をこうやって受け入れられるかな〜。「違い」=「個性」としてあたりまえに認められるような自分でありたいです。相手からすれば、私のほうが「違う」人だろうし。
お互い認めあえる社会になるといいな。
最後に訳者木島始さんの「あとがき」があるのですが、これもなかなか味わい深かったですよ。