民話や昔話の絵本を、多く読み聞かせてやりたいと思い、
やっぱり定番の福音館書店のものから選ぼう、と手に取りました。
貧しい木こりのお弁当であるパンを盗んでしまった
小さな悪魔。
さて、悪魔なだけに、悪いことをして褒められるのか、と思いきや、
でも、大きな悪魔たちは、「今すぐ謝りに行け。何か木こりの役に立つことをするまで、帰ってくるな」と小さい悪魔に言い渡します。
なんていい悪魔たち!
木こりは、小さな悪魔に「なにか言いつけてください」と言われ、
地主が持っている沼地を干して、麦畑にしてほしいと頼みます。
強欲な地主に奪われそうになりますが、
知恵を使って取り戻し、地主はびっくりして死んでしまいます。
リトアニアでは、悪魔は邪悪なものではなく、妖精とかエルフに近いのだそうです。
昔は、カトリックではなく、独自の精霊を祀ったりしていたそうなので、そのあたりの文化も影響しているのかも。
また、一見悪いことでも、ユーモアでポジティブにとらえたりする気質があるのだとか。
このお話に通ずると思いませんか?
こんな悪魔だったら、日本にもいたらいいですよね☆