朝の海が大好きというわたし。これは、長さんのことでしょうか。このページを読んだとき、私は、「この本は、もしかしたら、最後まで静かなストーリーなのかもしれない」と、いわゆる長さんワールドに流れる空気とは異質なものの匂いを感じたのですが、それはページを開くたびにもろくもくずれさりました。
流れ着くのは、オバケ・おとうさん・かいじゅう・おうち…長さん、おどろかせるのがお上手です。次々と流れ着くありえないものたちに、笑うしかありません。
でも、こんな朝の海辺が大好きだというところ、ここで、私の心もおだやかになります。これから、海をながめるのがとても楽しくなりそうです。長さんありがとう。