はじめは 「だいたんな男しか登っていかないような山」に
どうして小さな女の子がパパとツリーを取りに行けるの?
なんて思って読みはじめました。
そのあと女の子はママと一緒にその山にもう一度行くのですが、
それもどうかと・・・
しかし 読み終わった後は パパが戦争から帰らないなか
ママが小さな女の子を守り、パパの尊厳を守り
自身のプライドを守った姿に感銘を受けました。
ママだって一生懸命だったに違いありませんから。
荒々しい戦争描写はありませんが
パパのかえってこない駅に佇む二人はとても切ないです。
バーバラクーニーの絵は景色が美しく
家の中の様子は丁寧に描かれ 繊細で素敵です。
クリスマスにぜひおすすめです。