あまんきみこさんの絵本は、どうしてこんなに優しいのでしょう!! またまた心はほっこりです。
月夜の山の上。お母さんウサギを待っている子ウサギ達。待てど暮らせど、帰ってこない。
それをみていた恥ずかしがり屋のやまんば。胸には団子の包みを抱えています。
かわいそうにあの子ウサギ達のお母さんは、先ほど猟師に撃たれてしまいました。それを見ていたやまんばは、胸に抱えた団子の包みを子ウサギ達の近くに置き去りにして立ち去ります。
もう!!優しいやまんばがいたなんて。感動しましたよ。
その姿を見ていたのは、秋の風。心を打たれた風は、子ウサギ達の喜ぶ声を風に乗せて、やまんばに届けてあげるのです。そして、それを全部見ていたのは・・・?
「善い行いは必ず誰かが見ていてくれる」と子ども達に時折話して聞かせています。天国にいるおじいちゃん?ご先祖様たち?神様?・・・もしかして、自分のことを見ている自分なのかも知れないな!
お休み前に読んであげたい絵本です。