とにかく絵が魅力的。
シンプルにくだものを描いているのだが、最高にみずみずしい。これぞ、我が国の誇る美味しいくだもの。
子どもに読んでいて、こちらの気分まで澄み渡り、気持ちよくなる。
内容は、くだもの全体像→切って食べられる形を繰り返す。
くだものは、皮があるから、剥いてから食べること。
皮の様子と中身の様子がずいぶん違うこと。
くだものによって、食べ方が違うこと。
くだものには、とれる季節があること。
くだものに合う器があること。
くだものに適する食具があること。
くだもの一つで、本当にたくさんの学びが詰まっている。
身近なくだものばかりなのも、生活に生かせて嬉しい。
定期的に読んであげたい一冊。