ティモシーとサラのお家の隣に、スーザンという女の子が越してきました。
でもこの子、なぜか、とっても意地悪。
ティモシーとサラは、水をぶっ掛けられたり、お人形の耳をかまれたり。
「あんな意地悪な子とは仲良くしない!!」
憤慨する二人に、おかあさんは、らんぼうはいけないことね、と前置きした上で、言って聞かせます。
「二人がどこかへ引っ越したらどうかしら? まわりはしらないひとばかりで、お友達はひとりもいないのよ」
そんなのいや、早く友達が欲しいと思う、という二人。
二人は、スーザンの孤独に気がつきます。
そして、どうすればよいか、二人で考えます。
いつもにもまして、まっすぐなお話。
でも、何作も読んでいると、なんとなくそれに慣れてきて、
この甘さもいいかも、と思えてきます。
息子と二人、「スーザンは、さびしかったんだね」「お友達になってって言いたかったんだね」「仲良くなってよかった」と言い合ったのですが、
なぜか、息子は、スーザンがトイレに立てこもるシーンが大層気に入ったよう…。
そこの部分、何度も見て、くすくす笑っていました。
作者のいいたいこと、分かった、んだよね?
と思わず私は聞きたくなってしまったのでした。