なにがすばらしいって、教師のさりげない行動で、少女が才能を開花させていくところが、とにかくすばらしい。
子供というのは、ちょっと不可思議な生き物で、
なして、こんなことが出来ないんだ?と思うことが多いです。
かくいう家もそう。
「あーしてこーすればいいだけじゃない!!」と叫びたくなることもしばしば。
まだ生まれて数年しかたっていないんだから、「あーしてこーして」だって、難しいことだってあるってことなんでしょうね。
でも「んもう!」と子供の前であきれはて、時には叱り飛ばしてしまう私。
ハイ。重々反省しております。
ワシテと最後の少年のくだりも、とてもいいですね。
ただ、やはりこの本の奥深さは、息子にはまだ半分も伝わっていないよう。
確かにこの本は、誰かに読み聞かせられるよりは、自分で手にとってほしい本かもしれません。
でも終始読み聞かせの最中、ブスっとしていた息子には、こういいたい。
「おかーさんは、あんたに絵をかかせようと思って、この本読んだんじゃないのよ〜!!!」