ちんちん電車に乗りたくてしょうがない、幼稚園の年長さんか小学校の低学年と思われる「だいちゃん」が主人公のお話し。
今から10年ほど前に書かれた物ですが、題材になっている都営荒川線は唯一の都電として現在も運行しているものです。風景は多少変わってはいますが、沿線の情景が細かに描かれているため、電車好きの子供には受けると思います。
さて「だいちゃん」は一人でちんちん電車に乗って、終点の三ノ輪橋まで行ってしまうのですが、どこの駅から乗ったのかが判りません。手掛かりは、見返しに書かれている地図と文章と絵です。現在我が家では、鬼子母神前と雑司ヶ谷で意見が分かれていますが、こんなことをしていると、推理小説的にも読むことが出来ます。
なお三ノ輪橋停留所は、平成9年に「関東の駅百選」に認定されています。季節には美しいバラが咲き誇っているそうです。