わたしも寒がりなので、うさぎさんの重ね着スタイルは私とそっくりでした。寒がりのうさぎさんが、たいこをたたくたびに、あたたくなっていきます。うさぎさんが、たいこを10も20もたたいた気持ちが、とてもよくわかります。
子供に「こんなたいこがあったらいいね」と言ったら
子供は「冬は、雪遊びがしたいからいらない」と答えました。子供は寒さ知らずですね。でもあとで、「3かいくらいなら、太鼓をたたいてもいいよ」と言ったのがおかしかったです。はるかぜのたいこ、小さなものでもいいから私もひとつほしいな、と思いました。
最初、絵本を開いたとき、絵の色が淡くてちょっと見づらいなと感じました。でもページをめくっていくたびに、そのわけがわかってきました。色の濃淡もお話の一部なんだなと思いました。最後まで読むとまた読み返したくなる、あたたい絵本です