特に下の子にうけて、何度も読まされました。
トカゲのニニロは、ある日天敵の鳥に食べられそうになってしまいます。
危機一髪で助かったものの、気が着くと大事なしっぽが、途中からなくなっているんです!
あわててしっぽを探すニニロ。いろいろなものをしっぽに当ててみますがなかなか本物が見つからない。そしてとうとう見つけたのが「ミミズ」でした。
ミミズは、「違う」と、言い張りましたが、にニロはむちゃくちゃな説明をつけて、しっぽだと言い張り、自分のしっぽに結び付けてしまいます。
ニニロはしっぽが見つかった喜びも手伝って、いろんなことして、しっぽで遊びます。
遊び方の発想はさすが、いとうさんといった感じですね。
とうとう、しっぽのミミズは逃げ出してしまいました。
悲しむニニロ。
ところが、ある日ふと気が着くと、しっぽがひょっこり顔を出しているではありませんか!
トカゲのしっぽの再生能力を上手く使っているうえに、主人公のニニロの性格が、お茶目でおっちょこちょいときていて、とても楽しい絵本でした。