しりとりをしながら迷路を進む絵本。
ページを開くたびに、新しい主人公としりとりと迷路が待ち構えている。
しりとりのない普通の迷路もあり。
読者がぼ〜としていられない絵本。とにかくやることが多い。
まず、しりとりをする。しりとりをしながら、次のコマに進む。選択を間違うと、話が先に進まないでゲームオーバー。
もう一回やり直す。
またしりとり…と、ゴールにたどり着くまで、何度でも遊べる。結果を効率的に求めたい人には不向き(せっかちタイプはイライラするだろう)。
のんきに楽しく、なりゆきまかせで、絵を見たり、ことばやお話を考えたり、自分なりの話も考えてみたりしながら、ずっと楽しめるイベント。
こういう頭を使った楽しみを考えられる作者がスゴイ。
つっこみどころも満載で、ユーモアも多い。
楽しい気分になる遊びの絵本。