数年前に小学校の中〜高学年のクラスで読みました。
(その時のことを思い出しながら書いています。
もしもストーリーが違ったらお許しを)
高学年になってくると、物語に興味を持つ子と持てない子になんとなく分かれてくるような気がして、こういう視覚重視の本も組み合わせて読むようにしています。
全ページにわたって白黒の世界が広がっています。
控えめにつづられた文は、美しく心地よかった気がします。
時間(夜明けから夕闇まで)の経過とともに、その景色も田舎町〜海辺〜都会…と大きく変化していきます。
旅の始まりから折り返し地点までたどり着くと、本を逆さにして…
この場面で、子どもたちはとてもビックリしていました。
帰路をたどるその風景は、視点を変え見事なまでに再現されています。
上質のアートな世界を楽しめるのではないでしょうか。